2017/08/16

場所によるワインの違い

昨日のブログの続き

昨日のブログ
ワンランク上のワインについて

ワンランクの上のワインは

一つは、場所の格付けの違い。
もう一つは、ブドウの出来の違いについて

この違いについて書きますといいましたが、

今まで感覚で、自分で把握していましたが、
こうして言葉にするというのが、どうようにしようか
なと正直なやみます。


でもこうして
書いて発信すると、また読みたいというお声をいただけるすごく嬉しい。

フィードバックがあると嬉しいですね。



言葉にすることで、僕もあらためて、考えをまとめることができるので、書いてみます。一回では長くなるので

数回にわけて書いてみます。



まずは
場所によって価格とクオリティーの違いについて書いてみます。


場所の違いがあるのは、フランスでいうと、ブルゴーニュ地方とボルドー地方。
イタリアに場所の格付けがあります。

今回の書いてみようと思う場所はブルゴーニュのことを意識して書いてみます。


みんなが知っているブルゴーニュの最高峰の場所は「ロマネコンティー」という場所です。

すごい値段がしますね。

本来の価値もすばらしいのですが、価格はすごく高い気がします。

僕が思うのは、
生産量がとても少ないなかで、求めている人が多いので、価格が上がっているのかなと。


ロマネコンティー以外にもブルゴーニュには、様々は村で作られたもの。村の中の畑で作られたものが、ワイン名になっている。

横文字が並んでいて、わかりにくですが、ブルゴーニュ地方のワイン名は村と畑の表示になっています。


価格は3000円ぐらいから上は数万円まであります。

ワインの世界に入り、このブルゴーニュの場所の違いの差がなかなか掴めなかった。今でもまだ勉強中ですが、仕事にしている僕が勉強中って言ってしまうと、ワインのユーザーの方は難しくて手をだせないのか?ってなるのは違うと思う。


場所が違いキャラクターが違うのも


面白いかもって思っていただける提案ができればと思い書きますね。


ブルゴーニュでいうと、3000円の場所。10000円の場所。

3000円は10000円に比べて価格は3倍違う。じゃ3倍美味しいのか?

この回答が難しい。

3倍美味しくなるって、そんなことないです。

じゃ10000円は高いから
3000円でいいやってなりますね。

でもね10000円しかない香りと味の表現があるんです。
これに感動するんですね。


この違いを接客で伝えるのが難しい。

書くのも難しい。

僕の思っていることを書いてみよう。


このことをお客様に説明するときにパズルで例えます。

わかりにくいかもしれませんが、

ワインというパズルがあり、全部のピースを埋めたら、
ワインの全体がわかるというパズルが仮にあるとします。

3000円のワインは一つのピース。

10000円のワインも一つのピース。

この2本だけ飲んだら、二つのピースをワインというパズルにはめ込んだ。

でも世の中には、もっともっとワインがある。

それからパズルを作る為に意識して
様々なワインを飲んで、ピースを埋めて作っていく。

ピースが増えたら、全体像がなんとなく、浮き出て見えてくる。果てしない旅。


ワインにそれぞれ個性があるが全体の中のひとつのピースなので上下の差はない。

この考えでいくと、表現の差はあるが

3000円のワイン。
10000円のワインも全体の中の一つのピース。


でも価格の差はあるから、価格の意味から
価値の差はある。

先人の方たちがこの場所は素晴らしいと決めた場所。意味はありますし

実際に飲んだ僕も差を感じています。


味覚や香りの差を言葉にするのは難しいですが、率直に感じること。



よい場所は、余韻が強くて長い。

少し口に含んでも満足感がある。


よい場所は、寝かせて熟成させると
成長して、感動を与えるものになる。


よい場所のワインは、できた年の若い内に飲むと、気難しく、味の奥の奥に光を放つので、丁寧に見ないと光がみえない。
 

こういったワインは、普通のものより長く寝かせてやると、素晴らしく変身する。この変化は未知なるところでワインの神秘的な魅力の一つ。

逆に、場所の格付けが低いものは、不思議と味と香りが開くのが若い内から早く開いて美味しく感じる。

リリース直後からなかなか美味しく楽しめる。

味だけで見ると、3000円のものが美味しかったりする。

でもポテンシャルが低いので伸びしろはある程度まで。

10000円のものは、ポテンシャルが高く、若い内は光が見えにくいけど、時がたてば。3000円以上の輝きを放ち、圧倒的な存在になる。


ポテンシャルという概念になるんだけどこれは、実際に同じ場所の若いワイン。熟成したワインを飲んで体験しないとポテンシャルを見るのは難しいので、経験者の意見を聞かないとわかりにくい。


でも自分でワインのポテンシャルの高い低いを確認できるとワインの楽しさが倍増するのでその世界も興味がある人とわかちあたい。


伝わると嬉しいのですが。


ますばここまでですが続きは明日書きます。











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