幼なじみの友達に
「おまえはカッコをつけるところがある。
それがなくなるとお前らしくていいのにな」
二十歳ごろかな、言われたことがある。
その時は、言葉の意味がよくわからなかった。
わからないというのはきっと、今ではわかるけど。
自分の内側を見る勇気がなかったんだろな。
先日、同じことを違う人から言われた。
これは昔言われたことやな。
同じこと言われているな。
なんやろって考えた。
今になってようやく
その言葉の意味を少し理解できた気がする。
自分のことは自分ではわからない。
でも人は自分のことをよくみえている。
この人は信頼できる人だなという人の、心からの言葉は
聞いてみる。そこに自分を知るヒントがある気がする。
カッコつけているというのは、
僕なりに感じたのは、
嫌われることに対する恐れから、人によく思われようとする心。
自分が素直に感じていることに蓋をして
自分を隠して、相手にあわせることをしているときの心と行動が
人からみてカッコをつけていることかなと思った。
これに気付くのに長い時間かかったな。
昔ダンスをしていて、コンテストに出た時に
ソロで舞台に上がったときに、
音楽が流れる前から、ただ立っているだけなのに、
会場からクスクス~と笑い声が聞こえる。
音楽を感じて、無心で踊っているときに会場が爆笑の渦となった。
自分では意味がわからない。
「あっウケているんや~じゃ笑かしてやれ~」って下心が出て
意識してウケを狙いにいくと、会場がし~~んと静まり返った。
この体験にきっと大きなヒントが隠されているんだけど、
自分を知るのが怖くて、恥ずかしくて、
わからないこととして、流していた。
自分に正直であるって怖い。
人の顔色を見ることに慣れていると
自分らしくが見えなくなる。
でも一歩一歩でいい。
ゆっくり歩いていきたい。
自分が満たされて、満たされた心が溢れて
それに触れた人が幸せになる。
そんな世界を夢見て。
0 件のコメント:
コメントを投稿