2015/10/12

ワインを選ぶ時のコツを手紙にしました。

先日のブログのチャレンジのチャレンジは

ベジタリアン料理家のerikoさんからの依頼で

指導者養成コースというのをやっていて、そこの生徒さんの修了式のパーティーのときに

ただワインが飲めるのではなく、ワインが学べて、
田中さんの想いも届くようなものを作って欲しいという依頼をいただき、
資料を作らせていただきました。


内容は、下記の手紙。ブドウ品種の特徴がわかるワインリスト。ブドウ品種の説明。

このブログでは手紙をのせたいと思います。


資料を作る前にerikoさんから生徒さんに対する想いをお聞きして、その想いを受け取って
僕なりにメッセージとして書かせていただきました。教材っぽい感じではなく、

手紙みたいな書き方をしてみました。



書いたものを見返すと、自分が自分の想いを伝えたいというのではなかなか書けない内容かなと。

erikoさんが生徒さんに伝えたい想いを汲み取って、少しでもerikoさんの
代弁できればいいな思いました。


僕から生徒さんにワインの選び方を通じて、僕が大切にしている考えをお伝えできたらいいなって感じて書きました。





生徒さんに向けて書いた手紙です。


長文です。


指導者コースの修了おめでとうございます。 


僕はワインショップをしています。
カーヴ田中屋の田中竜也と申します。


このように皆様にお話しする機会をいただき感謝しています。

僕から皆様にお伝えしたいことは、
ワインを選ぶときの知恵を

僕なりにお伝えできたらと思います。



僕の言っていることは正解ではないです。一つの意見として

感じて、聞いていただけたらと思います。

自分の感性を信じて、いいな~と思ったら

受け取っていただけたらうれしく思います。



ではいきますね。



今はワインの仕事をしていますが、実は今のワインに出会う前は
ワインがあまり好きではなく、むしろ嫌いでした。
おいしいと思えるワインに出会ってなかったんですね。



いろいろ紆余曲折から今扱っているワインに出会って、
飲んで感動して~大好きになって、



このワインをお伝えしたいって想いから、
ワインの世界に入りました。今年で12年目になります。


ワインの素人の僕が今ではワインショップをして、
お客様のお話を聞いてワインをセレクトしてお渡しする仕事ができている。



本を読んで勉強した。ワインの学校にいったわけではなく、
仕事をしながらワインを学んでいきました。



そこで学んだことを少しでもシェアできたらうれしく思います。

最初にワインで学んだことはブドウ品種から覚えました。



ワインは(造り手)(産地)(出来た年)(ブドウ品種)が重なって個性が表れます。
ワインを知る第一歩は、ブドウ品種の違いを知ること。


だってワインはブドウでできているから。


ブドウ品種を知ることで、ブドウによって味わいや香りが違うのかが理解できます。


違いを理解することが大切で、自分で選ぶことができる第一歩。





今目の前にあるワインは、ブドウ品種を知るにはとてもよい教材だと思います。



理由は、ブドウ品種の個性をそのまま知ることができるものだから。

それは、よいワインとは何かの話しになります。


よいワインとは?「味わいのバランスがよくて、余韻が綺麗。」




そのようなものになるには、生産者が心を込めて畑仕事をして、収穫量を落として、完熟した、健康なブドウのみでワインにすることをしないとできない。


一言でいうと
自然に造られたものでないとできないと思います。


自然なものは自然なバランスを感じる味になります。


自然に造るって、すごく難しく、手間もかかります。


利益重視の考え方ではなかなかできないことですね。




ブドウ品種を知るのは、なんでもいい訳ではなく、
そのものの個性がはっきり表れて、わかるものを
体験しないとわかりにくいと思います。



薬を使ったりしていじりすぎたワインは、それっぽい味わいを体験できますが、
それっぽいは本物ではないです。


なので、自然に造られた、
そのものの個性を理解できるものを体験することをオススメします。




それが目の前にあるワインです。


ブドウ品種を理解するコツをお伝えします。




ワインは、単一品種からできるものと複数のブドウをブレンドしてできたものに
わかれます。

ブドウ品種の個性を理解するには、単一品種でできたものを意識して飲むことで
理解が早まります。




複数のブドウは、2つ以上のブドウがブレンドしているもので、生産者の作品として楽しみます。同じブレンドにしても、生産者によって違いがあります。これがワインの面白さでもありますね。


複数のブレンドのものが好きになったら、同じワインを手にしないと同じキャラクターに出会えないですね。そこは一期一会の出会いです。




ワインの理解を深めるのに、最初は意識して


単一品種のワインを飲むこと。



でもただ飲むだけだったら、おいしかったな~おいしくなかったな~で終わります。
それだと何も学べないですね。


そこで、言葉を見ながらワインを飲む。




これで理解が深まります。

なぜかといいますと

口に入れたものは感覚として捉えます。

感覚を言葉に変換することで記憶として残ります。





別紙はすごく簡単な表現ですが、

言葉を見ながら、ワインを飲むという体験をしていただきたいと思い、
ネットから引用しました。




そのときのコツは言葉をしっかり見なくて軽く読みます。
理解しようとしなくていいです。


ワインを飲んで、言葉を見て、しっくりくる、
納得できる言葉を引っぱる意識で飲みながら、言葉をみます。




それが自分にあう言葉だと思います。


今見てる紙では、自分の中でしっくりこない場合もあります。人それぞれですから。




そのときは、グーグル先生にききましょう。グーグル検索で

(今飲んでいるブドウ品種)_(特徴)_(検索)をすると、ワインに携わる方が




品種の個性を上手く表現しています。
たくさん情報がありますので、ぜひ検索してみてください。



それを見て、自分がしっくりくる、ワインの表現を捉えます。


飲みながら感じて、言葉で覚える。記憶として定着させる。




そうすると、人に説明するときに言葉で表現できます。

ワインの味わいや香りを自分の言葉で表現することが大切です。


そうすると、ワインショップの店員さんに、

私はこのようなものが欲しいと明確に言葉にできます。

出会いたいものを詳しく言葉にすることが大切。



「赤ワインが欲しい」だけでは、店員さんはどのような赤ワインが欲しいのかが

理解するのは難しいです。

しっかりしたものでも、ブドウによって表現が変わります。


そこで、このブドウのワインが欲しいってお伝えすると




店員さんもあなたの意図を汲み取りやすいので、

ワイン選びがスムーズになり自分の出会いたいワインに出会いやすくなります。




自分が何を求めているかを自分で知って、

自分の言葉でお伝えする。

そうすると出会いたいものに出会います。



自分の意図を明確にすることが大切だと思います。






皆様にお伝えしたいことは


自分のハートで感じたことを大切に。



自信をもってくださいね。




私はこのように感じますを大切にしてください。




今まではブドウを意識して飲むことが大切だとお伝えしました。




最後にお伝えしたいことがあります。



人との出会いを大切にしてください。

自分にとっていい情報は人を通じてやってきます。


今扱っているワインも、いいワインを知っている人から教えていただいたものです。


自分では選んでいないです。


自分で選ぶと、味だけでワインを判断します。



飲んだワインがどのような畑仕事からできたのか、収穫量は?、醸造はどのようにしたか?ワインを飲んでからは、なかなか理解できないのではないかなと感じました。



なので、今目の前にあるワインは、フランスで生産者になれる人が、



現地に入り込んで、造りを目で見て、生産者と深く対話して、このワインなら私の人生を掛けられる本物のワインだという確信を得て日本にやってきた。



ワイン選びのプロの目利きから選ばれた厳選したワイン達です。




僕は、このワインを一通りのんで、
ピュアで、バランスがよくて、ブドウの味わいがすると感じました。



ワインとの出会いで実感したのは、いい情報は人からやってくる。



全部自分でしないこと。人生は短いです。

この人はいい情報を知っている人だと思ったら、遠慮なく聞きませんか。

あなたの世界がきっと広がるはず。




僕はワインを伝えて、繋げる役割。

一からワインを選ぶのはやめて、プロに任せようと思いました。




これから、食に関わる中で、たくさんあるものから

自分なりにチョイスして、表現されていくことだと思います。




何かを心から求めると、それを知っている人にきっと出会えます。

その出会いを大切に。



その出会いにワクワクしたあなたがいたら、それは

ベストなタイミングの出会い。



そこからあなたの世界はきっと広がって光輝くことでしょう。

もっと詳しく知りたいな、話しをしたいなって思っていただけたら

ぜひカーヴ田中屋に遊びにきてください。これもご縁ですしね。ありがたいことです。




試飲もやっているので、ワインを飲みながらいろいろお話ししましょう。



最後まで読んでいただきありがとうございました。







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