2016/11/12

秋祭 一政×カーヴ田中屋 ワイン会の写真


11月3日に開催させていただいた一政のワイン会の報告をします。

座敷でワイン会でした。

以前に高岡屋さんのおじゃみ座布団に座ってお食事をしたことがあって、あまりにも座りやすくて感動して

みんなにあのくつろげる体験をして欲しい。

座りやすく。

おいしいお料理と

ワインがあれば

会話が弾んで楽しい時間になるはずと僕の想いで

無理を言って高岡屋さんからおじゃみ座布団をお借りして

開催させていただきました。

無理を言って、置かせていただいた一政さんに感謝です。

ありがとうございます。




ワイン会のメニューはお客様のお顔を見てメニューを組立てたいというオーナーの意向で直前までメニューがわからず。一政さんで何回か食事をしたことがあって、想像を膨らませてワインをセレクト。

厨房を行き来しながら、お料理を見て、その場でワインをセレクトするというはじめての試み。

出来る限り、お料理とワインが組み合わさって
おいしいって体験していただきたいと思い一生懸命考えましたが

当日もすごく緊張しました。



実は2回程、お店にワインを取りに帰りました。








柿とクリームチーズの白和え



泡/コルトデルソーレ ソアベ ブリュット 
産地/イタリア ヴェネト 品種/カルガネーガ
イタリアらしい陽気さが特徴。ソアベらしいみずみずしさを上手くスパークリングで表現。
すっきりしていて余韻の奥に心地よい果実味を楽しめます。

を合わせました。


柿とクリームチーズが合わさったほのかな甘さに
陽気さを感じるイタリアのスパークリングを合わせたいと思いました。





お刺身盛り合せ



泡/ビアー クレマン ド ブルゴーニュ
産地/フランス ブルゴーニュ 品種/シャルドネ ピノノワール
シャンパーニュを思わせる優しさ、繊細さのある細かい泡立ち。バランスが良く、余韻の引きが心地よい癒し系のスパークリングワイン。

白/ペピエール ミュスカデ キュベトロワ
産地/フランス ロワール 品種/ミュスカデ
畑の中で出来のよいブドウでワインを造り、蔵でじっくり3年寝かせたワイン。ブドウのピュアなそのままの味を楽しめるすっきりとした切れのある辛口。凝縮度があって余韻が長い。魚介類との相性は抜群です。

ロゼ/オーペロン ソヌモ
産地/フランス ロワール 品種/ガメイ
さくらんぼの香り。爽やかな切れのあるロゼです。和食との相性がいいです。


を合わせました。


ビヤー クレマンは、マキコレの中でもやさしく綺麗な辛口のスパークリング。
お刺身と鉄板の組み合わせだと思いました。

ミュスカデはあえて熟成を深めた厚みのあるタイプで、インパクトを表現したくて。

ロゼは、香りの華やかさ、赤身のお魚に色を合わせたくて。







鰹と薫製醤油のサラダ



白/オーペロン ソーヴィニョンブラン&グリ
産地/フランス ロワール 品種/ソーヴィニョンブラン・ソーヴィニョングリ
造り手の新しいチャレンジのワイン。ふたつのブドウをブレンドすることで複雑味とコクを表現。ソーヴィニョングリのコクが味に心地よい厚みを与えている。グレープフルーツを思わせる華やかさのある辛口。

を合わせました。


薫製の風味に負けない、ソーヴィニョングリを合わせて相乗効果のある
広がりを表現したくてセレクト。








紅鮭の塩焼き ワサビのソース



白/ルネフライト ピノブラン
産地/フランス アルザス 品種/ピノブラン
柔らかい口当たり、お花、洋梨の香り。やさしいキャラクター。癒し系のアルザスワイン。

を合わせました。


わさびもそれほど、辛さをなくしているものだと聞いて、
アルザスのピノブランを直感的にセレクト。







イカスミのコロッケ 茸のソース



白/ジャンマルクボワイヨ トリュフェールブラン
産地/フランス ラングドック 品種/ルッサンヌ・ヴェルメンティーノ

樽の綺麗な香りが特徴。ボリューム感のあるしっかりとしたワイン。かつてトリュフが採られた場所であることから名付けられたトリュフィエール。造り手が一番好きな場所の名前が付いた南フランス産のワイン。

赤/ギィアリオン シュノンソー
産地/フランス ロワール 品種/マルベック・カベルネフラン
造り手最高峰の赤。ブルゴーニュを彷彿とさせる、エレガントできめ細やかな
タンニンとやさしい果実味。

の2つのワインを交互に楽しんでいただきました。


茸のソースにボワイヨの樽のふくよかな香りをあわせて、ソースの美味しさがひろがればうれしいな。

シュノンソーは、マルベックのコク。カベルネフランの心地良い酸味がイカスミのコロッケを上手く引き立てるのではないかなと想像してセレクト。





あん肝と牡蠣のバターソテー



ロゼ/シャトー・バ ピエール・デュ・シュド ロゼ
産地/フランス プロヴァンス 品種/グルナッシュ・サンソー・ユニブラン・シラー
こちらは畑の中でよりいいブドウを使っています。比べて甘みがあって凝縮度があります。フランボワーズを思わせるしっかりとした香りを楽しめるコクのある辛口。ふくらみのある味わいですが、エレガントで繊細なキャラクター。




赤/ルネフライト レッテンベルグ ピノノワール
産地/フランス アルザス 品種/ピノノワール
当店のアルザスは徹底的に収量を抑えて、有機農法で造っている人のワインで、土のミネラルがブドウの宿したのが飲んで伝わるやさしいキャラクターです。このピノノワールは「レッテンベルグ」という畑のもので、華やかなバラを思わせる香りが特徴です。果実味もあって、甘みを感じます。


の2つのワインで合わせました。


シャトー・バのロゼは厚みがあるので、きっとあん肝に負けないと予想しました。
アルザスのピノノワールは、お食事を後ろから引き立てて、盛り上げてくれるイメージでセレクト。

メインにしっかりめのワインをもってきたいので、控えめにしたかった。




地鶏のソテー 塩麹ソース



赤/マス·デ·カプリス フィトウ ウフティ
産地/フランス ラングドック 品種/グルナッシュ·シラー·カリニャン

ウフティーとは『びっくり』という意味の言葉。その美味しさに誰もがびっくりするワイン。果実味がありますが、余韻がすごく綺麗。


を合わせました。

塩麹のソースと聞いて、タンニン強いワインではなく、柔らかいタンニンで
果実味があって。和のテイストに合わせるように。
ワインに透明感があるものをイメージすると

このワインになりました。







蕪を番茶で煮て梅肉を添えました

白/ペピエール ペピビュール スパークリング
産地/フランス ロワール 品種/ミュスカデ
珍しいミュスカデのスパークリング。
清涼感のあるすっきり辛口。


スパークリングワインでお口直しで〆。







その場でワインを考えるのは

はじめてで、とても楽しく勉強になりました。

すごく背中に、冷や汗をかきました。










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